ごあいさつ
院長の畠中です。
平成14年開院以来皆様のご支援で続けてこられました。ありがとうございます。これからもよろしくお願い申し上げます。
大学では消化器外科・甲状腺外科に携わっておりましたが、専門に特化するより、より皆様のお近くできめ細かなプライマリケアができないかと思いたったのが開院のきっかけです。
自身が患者さんだとしたら、どのようなクリニックが理想だろうかと自問すると、いつでも診てくれるという要因はかなりありがたいことだと考えます。
そして、専門外、時間外で受診できないと断られ途方にくれた経験をお持ちの方は決して少なくないと思います。そこで年中無休で診療を、ということをモットーとし気力・体力の続く限り頑張ろうと思っています。
私どもは何でも専門というスーパードクターではありませんが、昔はいたであろう「なんでも診てくれるかかりつけ医」を目指しています。少しでもお役に立てるよう努力いたします。
そして、もう一つ目標にしているのが、尊敬する歴史上の医師にわずかでも近づけたらという精神論です。
江戸時代幕末に緒方洪庵という医師がいました。人格高潔で臨床家としても優れており、適塾という医師養成塾も設立して、大勢ののちに高名となる医師を育てました。その緒方先生は
「医師がこの世にあるのはおのれのためでなく人のためにある。名利、利益を追うな。ただただ、おのれを捨てよ。患者のことのみ考えよ」と医師への訓戒を書き残しました。緒方先生は一生を通してそのように実行した方でした。
遠く及ばないことは承知しておりますが、くじけそうになったらいつもこの言葉を思い出し明日の糧にしております。どうかよろしくお願い申し上げます。